1CHIBONホーム小説目には見えない現代の「闇」を教えてくれる。人生で1番良かった本「死にがいを求めて生きているの」を紹介!
18歳女子学生の人生で1番良かった本

目には見えない現代の「闇」を教えてくれる。人生で1番良かった本「死にがいを求めて生きているの」を紹介!

この本が人生で1番良かった理由
18歳 女性
学生

目に見える対立がなくなり、色んな自由が与えられた「平成」という時代に、自分の個性や存在意義を自分で見つけ出さなければいけない苦しさ、自分の価値を自分で判断しなければいけない地獄、そういった目には見えない「闇」が本当に上手く書かれている。その生きづらさが、言葉ではっきり書かれているのではなくて、登場人物の会話、仕草、行動から曖昧に、だけど絶妙に伝わってくる。

この本を読んだ時の感想は世代によっても変わってくると思うので、ぜひたくさんの層の方に読んで欲しい。
こんな人におすすめ
学生
本が苦手な人
社会人

死にがいを求めて生きているのの内容

誰とも比べなくていい。
そう囁かれたはずの世界は
こんなにも苦しい――

「お前は、価値のある人間なの?」

朝井リョウが放つ、〝平成〟を生きる若者たちが背負った自滅と祈りの物語

植物状態のまま病院で眠る智也と、献身的に見守る雄介。
二人の間に横たわる〝歪な真実〟とは?
毎日の繰り返しに倦んだ看護士、クラスで浮かないよう立ち回る転校生、注目を浴びようともがく大学生、時代に取り残された中年ディレクター。
交わるはずのない点と点が、智也と雄介をなぞる線になるとき、 目隠しをされた〝平成〟という時代の闇が露わになる。

今を生きる人すべてが向き合わざるを得ない、自滅と祈りの物語。

(Amazonより)

著者:朝井 リョウ
出版社:中央公論新社

 

 

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